2013年11月16日

スラムダンクの続編妄想#109 チビガキ



桜木が米山と約束をかわした土曜日




朝7時



グッグッ




ストレッチを行う桜木





「さすがリハビリ王…最後の検査も問題なく終えたぜ…」

(まぁ…少し問題は残っちまったが…)





ダン…ダン…




軽くドリブルをつきだす




「よし!やるか!」





ダンダンダンダン!





恒例となった朝の基礎練習






ダンダンダンダン!


………



「497…498…499…」





「何やってんだ?」





桜木 「む?」





ドリブルを止める





そこには桜木より一回りは小さく帽子を深くかぶった少年の姿





「お前が花道か?」




桜木 「ぬ?……そうだが…なんだこのガキは…いや…待てよ……!」




「ははーん…やはりこの天才…知名度も全国区か…少年よ…サインならあと少し後からでもいいかね?」





「なにいってんの?…まぁいいや…続けて」







ザッザッザッ



一人歩いていく




桜木 「なんだあのガキ…ふん…まぁいい」

(身長はリョーチンより少し大きいくらいだったか…)





ダンダンダンダン!




再びドリブルを突き出す










ダン…ダン…




桜木 「む?」




少年がリングへと向かっていく




ピッ






スパッ





綺麗なシュートが決まる





桜木 「ほぅ…」





ピッ





スパッ




またしてもシュートを決める




桜木 「あのチビ…左利きか…」





ダンダンダンダン!




ドリブルのスピードを上げる




桜木 「よし!終わり!」






ザッ






ぬっ



少年 「!」




少年の前に仁王立ちの桜木




桜木 「どけチビ…練習の邪魔だ…」




少年 「は?なにいってんだよ…先にシュートを打ってたのは俺だぞ」




桜木 「関係ない…俺の方が早く来ていた…」




少年 「こいつ…バカじゃねーの」




桜木 「はぁ!?なんだと!このチビガキ…口のきき方がなっとらんようだな…」






バシィッ




桜木 「!」




桜木が腕に抱えていたボールをスティールする少年




少年 「へへっ…使いたければバスケで勝ってからにすれば?」








桜木 「…ふっ…いいだろう…チビガキ…大人の世界ってやつを思い知らせてやる」





グッと腰を落とす桜木








キーッ




「!」





米山 「おーい!花道!」




桜木 「む…ヨネ」





視線の先にはヨネの姿






米山 「はやかったな…」






桜木 「遅いぞヨネ…俺は今からこのチビガキに世間の厳しさを教えてやるんだ」





米山 「なに言ってんだ?仲良さそうにしやがって」




「よくない!!」



桜木と少年の息が合う



「ハッ!」


顔を見合わせる2人




「ふんっ!」




米山 「ったく…本当仲いいな………それより花道バッシュは持ってきたか?」





桜木 「あぁ…あそこに置いてあるぞ」





米山 「そうか…なら早速いくぞ」





桜木 「ぬ?どこに行く?」





米山 「あぁ…言ってなかったな…今日は近くの体育館で3on3の大会があるんだ」





桜木 「3on3…試合か?」





米山 「あぁ…正式な試合ほどの緊張感はないが…ちょうどお前のリハビリにもピッタリだと思ってな」





桜木 「ヨネ…やはりいいやつだな…そんなに天才の事を思って………む?…しかしヨネ…俺たちは2人しかいないぞ…まぁ2on3でも問題はないが…」





米山 「お前は……ふっ…いるだろ…そこに3人めの男が」





キョロキョロ



辺りを見渡す桜木




桜木 「むぅ…この天才には3人めが見えんぞ…」




ムカッ




グッ!




少年が桜木の足を思い切り踏む




桜木 「いってぇ!テメーこのチビガキ!もう容赦しねぇぞ」





米山 「まぁまぁ落ち着けって花道……そいつが3人めだ…」





桜木 「なにっ!?このどこの馬の骨かもわからんようなチビガキがか!?」





米山 「あぁ…そうだ…」





桜木 「いやだぞ俺は…こんな育ちの悪そうな礼儀もなっとらんチビガキとなんて」





少年 「うっせぇんだよ!さっきからチビチビって!」





ガルルルルルルル!


つかみ合う2人




米山 「だから落ち着けって…2人とも…花道…そいつは態度は悪いかもしれねぇが…腕は確かだぜ」





桜木 「む?」









米山 「そいつは…俺の弟だ」







桜木 「なにっ!?このチビガキがか!?」






米山 「あぁ…その通りだ」





続く



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