2014年02月20日
スラムダンクの続編妄想#400 悪い癖
キュッ
赤木と桜木のリバウンド勝負
ピッ!
三井がシュートを放つ
キュキュッ
桜木 「これでオレの勝ちだ!!」
ガッ!
ガッ!
激しいポジション争い
キュッ
赤木 「!」
スピードで前に出る桜木
キュッ
赤木もフェイクを入れ前に出ようと動く
桜木 「!」
(知ってるぜ…その動き!)
キュッ
ガッ!!!!
シュートがリングの手前を叩く
桜木 「もらったーっ!!」
キュッ
赤木に体重を乗せ一気にジャンプ
ドサッ!!!!
その場に尻餅をつく
桜木 「!?」
ガシィッ!!
軽くジャンプした赤木がボールをキャッチ
ダンッ!!
桜木 「…!」
「どうした…桜木。そんな所に座って」
赤木が桜木を見下ろす
桜木 「なっ!!」
(何が起こったんだ…体重を乗せようと思ったら…)
赤木 「さぁ三井!さっさと次のシュートを打ってくれ」
ピッ
三井 「おう!」
(ヘヘッ…上出来だ…)
赤木 「桜木。あと2本あるんだ。いつまで座ってる」
キュッ
ダッ!
立ち上がる桜木
「けっ…今のは足が滑っただけだ」
赤木 「ほう…」
桜木 「次でケリをつけてやる…!」
赤木 「フッ…」
赤木 「ウホッ!!」
ガシィィィィッ!!!!
桜木 「なっ!」
宮城 「ダンナ…!」
(これで…5-4でダンナがリード…)
桜木 「……」
(まただ…)
キュキュッ
桜木 「もらったーーっ!!」
キュッ
赤木が前に出る
桜木 「なっ!」
赤木 「あまいわっ!!」
ガシィィィィィッ!!!!
ダンッ!!!!
桜木 「…!」
キュッ
「………」
「………………」
赤木 「オレの勝ちだな…桜木」
桜木 「くっ…」
「……」
キュッ
その場から歩き出す赤木
「………」
「………………」
桜木 「ゴリ…」
赤木 「…!」
桜木 「何しやがった…」
赤木 「……」
(気付き始めたか…)
桜木 「途中まで、勝ってのに」
赤木 「……」
桜木 「最後の3回、何しやがったんだ!」
「………」
「………………」
赤木 「フッ…お前と同じ事をしたまでだ」
桜木 「!?」
(同じ事…?)
赤木 「オレも動きを見切った…」
桜木 「!!!!」
赤木 「フッ…」
キュッ
その場を後にする
桜木 「ゴ、ゴリ!待ちやがれ!もう一回…」
赤木 「ここまでだ」
桜木 「!」
赤木 「続きは明日だ」
桜木 「なっ!」
赤木 「それまで。なぜ負けたかを考えるんだな」
桜木 「…!」
キュッ
そのまま出口に向かう赤木
「………」
「………………」
桜木 「くそっ…」
(どうなってやがる…)
校門前
木暮 「赤木、さっきの桜木の話だけど…」
(まさか安西先生の指示だったなんて…)
赤木 「……」
木暮 「よかったのか、あれで」
赤木 「む…?」
木暮 「なんか、もっと違う方法もあったんじゃ…」
赤木 「むぅ…」
「………」
「………………」
三井 「いや…」
赤木・木暮 「!」
三井 「オレは、あれでよかったと思うぞ」
木暮 「三井…」
三井 「まぁ。いくら考えても答えは出ねーと思うがな」
赤木 「……」
三井 「実際、あれ自体は全然悪いことじゃねぇ」
木暮 「確かに…」
三井 「それに、オレはここまでそれでやってきたもんだしな」
赤木 「む…」
(それもそうだな…)
三井 「桜木のセンスは認める。だが、それに頼るにはまだ早すぎる」
木暮 「……」
三井 「山王みたいなチームとやればきっとボロが出るし…治すなら今が一番だと思うぜ」
赤木 「…!」
三井 「やっかいだぜ、悪い癖ってのは」
続く
続きを早く読みたくなる衝動に毎回かられます。
心底楽しいです!
引き続きよろしくお願いします!
コメントありがとうございます。全然失礼じゃありませんよ〜愛着までもって頂き、本当にありがとうございます。
続きも更新しましたので、ぜひ読んでくださいね〜
まだまだ続きますよ〜
最近、このブログを知って楽しく読ませていただいてます^ ^
一個気になったんですがリバウンド勝負の点数、桜木は5ポイント取ってますよね?
勘違いですかね?
本筋に重要なとこではないですし、楽しく読んでるのでどっちでもいいとは思うんですが、気になってコメントしちゃいました笑
コメントありがとうございます。
今更ですが、ご指摘通り、どうやらスコアが間違ってるようです。
とりあえず訂正を加えたのでこれで大丈夫かと思います〜
何かあればまたぜひ教えてください〜