2014年03月17日

スラムダンクの続編妄想#423 勝負の分




「1本っ!!」



攻撃に向かう筑武



藤真が声をかける







筑武大学

G 藤真健司/178p/66s
F 樫野/188p/83s(2年)
F 御子柴/188p/80s(1年)
PF 大本/191p/86s(2年)
C 赤木剛憲/198p/93s



白山学院大学

G 深津一成/180p/76s
SG 岩沢/185p/79s(2年)
F 諸星大/186p/78s
PF 北川/190p/88s(2年)
C 河田雅史/194cm/91kg







ピッ!



ピッ!



外でボールを回す筑武



キュッ



ガッ!



インサイドでは赤木と河田が激しく体をぶつけあう



ガッ!



ガシィィッ!!



赤木 「ぬ…!」



河田 「…!」



キュッ



一瞬、赤木がポジションを奪いかけるが河田もすぐに対応



すっ



そのまま無理に勝負に行かず、ポジションを移動する



「…?」



河田 「どうした…赤木。勝負に来ないのか?」



赤木 「……」

(まだだ…)












観客席



「………」



「………………」



真剣な眼差しで試合を見つめる牧と唐沢監督







ひそひそ



「…おい。さっきのどういう意味だよ?」



「…いや。オレもよくわかってないんだ」



後ろでは野辺と松本が小声で話し込む







野辺 「なぁ、南。さっきの勝機の演出量って意味わかったか?」



南 「あほ。あんな難しい話わかるわけないやろ」



松本 「花形はどうなんだ?」



花形 「すまない、オレも正直よくわかってないんだ」



松本 「そうか」



「………」



「………………」



4人の視線が自然に牧へと向かう



「………」



牧 「ん…?」



気配を察し、周りと後ろを確認する



ジーーーッ



松本、南、花形、野辺と目が合う



牧 「…!」

(みんな…さっきのが気になるのか)







「残り10秒!」



牧 「!」



コート上、藤真が24秒タイマーの残りを告げる



野辺 「…!」

(くそ…もう少しで聞けたのに)



ピッ!



ダン!



トップでリターンを受けた藤真がドライブ



深津 「…!」

(抜かせないピョン)



ダンダン!



急ストップからその場でレッグスルー



深津 「…!?」

(抜かない…フェイク?)



河田 「深津っ!!」



突如、後ろから名前を呼ばれる



深津 「!」



一瞬、後ろを確認する



キュッ



深津 「…!」

(赤木…!?)



藤真 「…!」

(ここだ…!)



ダン!



瞬間、藤真が再びドライブ



キュッ



赤木のスクリーンをよけきれない深津



ガシィィィィッ!!!!



壁にぶつかり、マークが遅れる



深津 「くっ…!」

(まずい…ピニョン)



ダン!



そのまま中へ切れ込む藤真



キュキュッ



「出るぞっ!」



河田がカバーに出る



キュッ



「…!」



しかし、赤木と深津のミスマッチを警戒し、藤真へ完全にマークは出ない



河田 「急げ!深津!」



キュッ



深津 「わかってるピョン」



赤木をかわし本来のマークに戻る







ピッ!



「!!!!」



その直前、迷わず藤真がシュートを放つ












バスッ!



ボールがネットをくぐる



「よーーーし!いいぞ藤真!よく決めた!!」



「赤木もナイススクリーンだ!!」



タイムアウト直後の得点に盛り上がる応援席







筑武大学   32
白山学院大学 38







赤木 「さすがだな…」



藤真 「そっちこそ。ナイススクリーン」



バチィッ!!



ハイタッチを交わす



「………」



「………………」



その様子を見つめる深津と河田



「すまないピョン…」



河田 「いや。今の、まさか打ってくるとは…」

(前は…あんなに積極的だったか?)



深津 「国体の時とは違うピョン」



河田 「あぁ。あの打ち方…迷いがねぇや」

(まるでシューターだな…)



深津 「気をつけるピョン」







牧 「……」

(藤真にはあれがあるんだよな…)



花形 「藤真…」

(今のプレー…最後の、冬の選抜を思い出すな)







キュッ



赤木 「さぁ!ディフェンスだ!ここを止めて詰めるぞ!!」



「おぉっ!!」



波にのりたい筑武は更に気合いを入れる







キュッ



河田 「ん…?」



諸星 「ディフェンス…変わってる」



オフェンスに向かう白山が異変に気付く







「!!!!」



野辺 「これは…!」



松本 「ゾーンディフェンス…」



南 「ホンマに1−3−1や…」







キュキュッ



守る筑武大学



藤真を1列目のトップ、赤木が3列目の底、残りの3人が2列目に横並びでゾーンを作る



藤真 「さぁ来い!白山!」







河田 「へぇ…面白い」

(湘北ではなかった作戦だな…)







観客席



「………」



「………………」



この事を予想していたかのような表情の牧と唐沢監督







唐沢 「……」

(うまく機能すれば、このQで同点に追いつけるかもしれんが…)



タイマー 2:32



残り時間を確認する



唐沢 「……」

(だとしても…勝負の分があるのはまだまだ白山か)







牧 「……」

(気をつけろよ、藤真。相手がいけるって時こそ…)







ダン…



ダン…



白山・深津がフロントコートに入る







続く



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