2014年04月09日

スラムダンクの続編妄想#441 新たな才能




「行けー白山!もう少しだ!」



「筑武!諦めるなー!最後まで集中ーっ!」












キュッ



藤真 「赤木っ!」



ピッ!







ミドルポストでボールを受けた赤木



キュキュッ



フロントターンでディフェンスと向き合う



キュッ



ダン!



中へ切れ込む



キュッ



高砂 「くっ…!」



キュッ







バスッ!



シュートを決める



「よーし!いいぞ赤木!」



「まだだ!まだ行けるぞ!」







キュッ



藤真 「下がるな!当たれ!」



赤木 「はぁ…はぁ…もう1本だ!」



「おぉっ!!」



キュッ



シュートを決めた筑武



そのままオールコートマンツーマン







「…!」



キュキュッ



エンドスローを構える高砂、パスコースを探す







諸星 「高砂っ!」



高砂 「!」



ピッ!



5秒バイオレーションギリギリ、パスを出す







「………」



「………………」



河田 「…ダメだな」



深津 「諸星が受けに行くのが遅いピョン」



河田 「あぁ。あれじゃガードの負担が大きい」







白山ベンチ



この様子を見守る2人







筑武大学   70
白山学院大学 81







残り時間1分30秒をきった準決勝第2試合







河田のカウントプレーで流れを引き寄せ



差を13点にまで広げた白山学院大学







中盤以降、筑武大学の得点源である御子柴を長谷川、



赤木を河田が抑え、反撃の目を摘み







試合終盤、



深津と河田をベンチに下げるまでの余裕を見せていた。












観客席



唐沢 「決まったな…」



牧 「えぇ。そうですね」



唐沢 「一時はうまく盛り返したと思ったが…」



牧 「……」







すっ



席を立つ唐沢監督



「牧、私は先に戻るぞ」



牧 「…わかりました」



キュッ



その場を後にする







「………」



「………………」



コート上、赤木と藤真を見つめる牧



「荷が重かったか…」

(今日は深津と河田に軍配が上がったか…)



複雑な表情







「………」



「まさか、一気にここまで開くとはな」



おもむろに口を開く花形



牧 「…あぁ。そうだな」



花形 「やっぱり…あのカウントがきっかけだったのか?」



牧 「……」



花形 「あのプレーで赤木の体力は限界に…そして、筑武は完全にペースを乱した」

(タイムアウトで多少は息を整えたようだが、動きにキレがなくなっている)



「………」



「………………」



牧 「…どうかな」



少し間を置いて、ゆっくりと応える



花形 「…?」



牧 「今日の筑武は120%の力で白山と戦っていた」



花形 「……」



牧 「特に赤木は、あの河田相手に充分よくやった」



花形 「確かに。特に3Q終盤からは互角以上の動きだった」



牧 「あの動きには赤木自身が一番驚いていたはず」

(自身の新たな才能に出会ったってところか)



花形 「てことは、つまり…オーバーワークか」



牧 「あぁ。ファウルがなくとも、いずれ赤木の体力は限界を迎えただろう」



花形 「そうかもしれないな」



コートへ目をやる







「………」







花形 「………」

(インサイド、筑武に赤木に替わるセンターがいればまた違う展開になったかもしれないな)







牧 「………」

(あいつら、流川や桜木のように想像は越えたが…体がまだついて来なかったか)












「はぁ…はぁ…はぁ…」



スコアを見つめる赤木



「くそっ…」



ぐっ



右手で汗を拭う



「負けんぞ…」

(最後まで…諦めん)







藤真 「赤木…」

(オレも…諦めないぞ)












その後、



試合は進み



ラスト10秒







ピッ!







スパッ!



藤真の3Pが決まる



筑武大学   75
白山学院大学 83







藤真 「もう1本!詰めよう!」



赤木 「はぁ…はぁ…最後まで諦めるなよ!」



「おぉっ!」







最後まで勝利を信じて戦う筑武大学







選手の体は限界を越えているにも関わらず



誰一人、諦めようとしない。







深津 「…イヤな相手だったピョン」



河田 「あぁ。しつこい奴らだぜ」



ベンチから試合終了の合図を待つ2人



「………」



その表情はどこか落ち着かない様子







河田 「……」



目線はしっかり赤木を追う







「……」

(次やる時は…今日みたいにうまくいくかわからんな)












そして、







ピーーーッ!!!!












場所は変わり、大阪府立体育館







キュッ



「さぁ!行こう!」



「おぉっ!」



ブザーを合図に10人の男がコートに歩き出す







「………」



「期待してるで、あんさん」



コート上、一人の男が隣を歩く別の男に声をかける







ブラ



ブラ



右手首を軽く振り、小さく微笑む







「あぁ。任せときな」







ここでも、男が新たな才能に出会おうとしていた。







続く



この記事へのコメント
おぉ、ピーさんの三井編ですね。関西では、ヨネがどういう人間関係の中に入って来るのかな?

もしや…期待通りの展開をピーさんが描くのかも気になります!
Posted by バスケットマン at 2014年04月10日 00:52
続きが.......読みたいです!
Posted by けん at 2014年04月12日 06:58
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