2014年04月24日

スラムダンクの続編妄想#449 妥当




「時間ないぞ!シュート、シュート!」



「あと1本!最後まで諦めるなーっ!!」



悔しさを滲ませた声援が飛び交う







深沢体育大学 77
白山学院大学 83







関東大学トーナメント新人戦・決勝



時計は間もなく残り10秒を切ろうかという所







深沢体育大学

G 牧紳一/184p/79s
SG 松本稔/180cm/72kg
F 南烈 184p/75s
PF 花形透/197cm/83kg
C 野辺将広/198cm/92kg



白山学院大学

G 深津一成/180p/76s
SG 岩沢/185p/79s(2年)
F 諸星大/186p/78s
C 高砂一馬/191cm/80kg
C 河田雅史/194cm/91kg







キュッ



ダンダン!



トップの位置







「……」

(くっ…厳しいか)



ボールをキープする牧







表情には、うっすらと苛立ちが見える







松本 「牧っ!」



南 「こっちや!」



キュッ



3Pラインの外、ボールを受けに動く2人



キュキュッ



岩沢 「そっち行ったぞ!」



諸星 「オッケーっす!」



松本・南 「!!!!」



白山ディフェンス、徹底したディナイでボールを持たせない







「動けよ深体大!足止めるなっ!」



「3点だ!3点ならまだわからないぞ!」







タイムアップが近づくにつれ、



応援席の怒号とも悲鳴ともとれる叫びが増していく












「………」



「………………」



記者席



その必死な様子に言葉を失う中村







相田 「…当然よ」



中村 「……」



相田 「深体大は第一シード…決勝といえ負ける事は許されない」



中村 「…!」



相田 「例え相手がどこであっても…!」

(それが近年タイトルを総なめにしてきた王者たる所以…)












同じ頃







「白山か…」



「あぁ」







観客席



結末を見守る筑武大学メンバー







岸本 「ちっ…結局白山かい」



固く唇を噛み締める



御子柴 「…昨日もし白山に勝っていれば」



高野 「オレ達にも優勝のチャンスが…」

(その前に…オレは出れたのだろうか)



それぞれ悔しげな表情







「………」



「………………」



その3人と打って変わり、



「………」

(違うな)



黙り込み口を開こうとしない藤真と赤木







藤真 「……」

(仮に昨日の相手が深体大だったとしても)



赤木 「……」

(オレ達は牧達に勝てなかった…)



強く拳を握りしめる







藤真 「……」

(それくらい…昨日とはまた違う、質の高い試合だった)







キュッ



ダン!



ピッ!



残り3秒



コートでは牧が強引に3Pを放つ



「……」

(ここまでか…)







ガッ!!!!



シュートがリングを弾く







ピーーーッ!!!!



「試合終了です!」







深沢体育大学 77
白山学院大学 83







「白山!!優勝だーっ!!!!」



「勝った!勝ったぞー!!」



喜びを爆発させる白山学院大学選手・関係者







「………」



「………………」



自身に焼き付けるかのよう、



相手チームから片時も目を離さない牧







「……」

(敵わなかったか)







しばしの間を置き







「ふー。」



天を仰ぐ







牧 「妥当か…」







続く



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