2014年05月18日

スラムダンクの続編妄想#460 ギクシャク




安田 「さぁ!ディフェンス集中してこう!」



「………」



潮崎 「ほら1年生!もっと声出して!」



「は、はいっ!」



練習に励む湘北メンバー







コートではハーフコートの3対3



石井 「オフェンスーッ!ファイトー!」



「………」



佐々岡 「ファイトーッ!!」



「………」



野間(弟) 「ディフェンスもしっかりーっ!!」



順番を待つメンバーが声を出す



「………」



キュッ



佐々岡 「なぁ…」



石井 「ん?」



佐々岡 「なんか、今日…いつもより静かじゃないか?」



石井 「そういえば…そうだな」



すっ



コートを見渡す



石井 「練習人数は一緒…だよな」



佐々岡 「あぁ…」



桑田 「水沢だよ」



後ろから声をかける



石井・佐々岡 「!!!!」



桑田 「あいつが…今日は来てないんだ」



石井 「本当だ…!」



佐々岡 「なんで…なんかあったのか?」



桑田 「さぁ…」



首をかしげる



石井 「……」

(水沢がいないだけで…こんなに静かになるなんて)



佐々岡 「……」

(確かに…いつもは、水沢が一番声出してたもんな)



少し寂しそうな表情







ダンッ!!!!



キュキュッ



角田 「鳴川っ!」



ピッ!



鳴川 「…あ!」







バシィィィィッ!!



ボールをファンブル



「バカモーンッ!!」



キュッ



バッ!!!!



こぼれ球を拾う桜木



鳴川 「す、すいませんっ!」



桜木 「集中が足りんぞ!ナル!」



鳴川 「はい…」







桜木 「む…?」



語気の弱さに、一瞬違和感を覚える







そして、



「………」



「………………」



「ちっ…」



不満気な宮城



「どうなってやがる…」

(今日の1年…全然集中してねぇ)












同じ時



コートサイド







彩子 「…そうだったの」



晴子 「イチロー君…」

(茜…)



美紀・美穂 「………」



食堂での一件を耳にする彩子と晴子







彩子 「……」







誰もいないコートサイドの一角



いつもならイチローが立っている場所を見つめる



彩子 「……」

(米山君が知らなかったとはいえ…イチロー君はツラかったわね)












キュキュッ



流川 「……」



ダン!



潮崎 「しまった…!」



コートでは流川が潮崎を抜きさる







角田 「カバーッ!出るぞ!」



キュッ



流川 「…!」



ピッ!



ディフェンスを引きつけコーナーへボールをさばく



キュッ



米山 「くっ…!」



バシィッ!



エンドラインギリギリ



ボールに追いつく



ピッ!



そのままシュートを放つ







ガッ!!







米山 「…!?」

(しまった…!)







ガシィィッ!!



潮崎 「カクッ!ナイスリバンッ!」



角田 「あぁ!」



流川 「……」

(集中が足りん)



キュッ



安田 「切り替えよう!次ディフェンスだぞ!」



流川 「…うす」



シュートを外したチームがディフェンスに入る







「どうした米山? いつもなら追いついてただろ」



次のオフェンス、



宮城が声をかける



米山 「……」



宮城 「おい…米山」



米山 「すいません…」



キュッ



ぶっきらぼうに謝る







ガッ!!!!



「!!!!」



宮城 「おい…!」



その態度に、思わず胸ぐらをつかむ



安田 「なっ!?」



潮崎 「リョータ!?」



角田 「!!!!」



桜木 「おぉっ!?」

(いいぞ!リョーちん!)







ピーーーーーーッ!!!!



同時にコートサイドから長めのホイッスル



宮城 「…?」



彩子 「時間よ!10分休憩!!」



強引に練習を中断する







米山 「……」



キュッ



宮城の手を払い、その場を後にする



宮城 「…!」

(このガキ…)



キュッ



後を追おうとした瞬間



彩子 「リョータッ!!」



宮城 「!!!!」



すっ



何も言わず手で制される



宮城 「アヤちゃん…?」



彩子 「……」



そのまま、目で合図を送る



宮城 「…?」







桜木 「……」

(なんだ…?)












「………」



「………………」



体育館から少し離れた場所







彩子 「…と、そんな事があったらしいのよ」



宮城 「ちっ…そうだったのかよ」



先程の彩子同様、食堂での一件を知る







「………」



彩子 「で…どうするつもり? リョータ」



宮城 「どうするったって…」

(殴り合いでもすりゃ解決…なんて言えねーし)



戸惑った様子



彩子 「……」

(大会前に…なんとかしとかないと)







うまく答えを出せず、考え込む2人







「………」



「………………」



その死角







「……」

(イチロー…)







聞き耳を立てている桜木の姿







続く



この記事へのコメント
いやぁ〜ピーさんオモシロイです!
楽しみにしてるので
更新頑張ってください(≧∇≦)
Posted by ゆうじ at 2014年05月21日 18:14
ゆうじさん

コメントありがとうございます!
ちょっと遅くなりましたが、今続き更新しましたー!!!!

大会までに少し人間模様が挟まれますがお付き合いください!

お褒めの言葉!感謝です!
Posted by ピー at 2014年05月23日 00:23
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