ピーのスラムダンクの続編妄想ルーム

安田　「よーし！こっちは次のパターンでいこう！」



「ハイッ！」



角田　「わかった！じゃあインサイド陣も次のパターンに移ろう」



「わかりましたっ！」







金曜日



関東大会県予選を明日に控えた湘北高校







キュッ



キュキュッ



潮崎　「桑田！石井！もっと足動かさないとやられるぞ！」



桑田・石井　「ハイッ！！」







コートでは調整を兼ね、



適度に激しい練習が続く







「………」



「………………」



宮城　「……」

(よし…なんとか形になってきたな)



すっ







パタッ



手元に持っているノートを閉じる







宮城　「アヤちゃん、これありがとう」



近くの彩子へノートを差し出す



彩子　「何言ってるのよ…お礼ならあの子にいってちょうだい」



チラッ



近くのイチローへ目をやる



宮城　「…！」



彩子　「フフッ…」



宮城　「あぁ…そうだな」



すっ



イチローの元へと歩いていく







その様子を見つめる彩子



「……」

(大役だったわ…イチロー君)












そして、







練習も終盤



宮城　「集合っ！！」



「ハイッ！！」



キュッ



宮城が選手を集める







「………」



「………………」



集合した選手をひとり一人見つめる宮城







宮城　「…お前ら、準備はできてるな」



「おぉっ！！」

「ハイッ！！」



威勢のいい返事が返ってくる



宮城　「よし…！」



満足げな表情



すっ



横目で安西を確認する



安西　「……」



コクッ



黙ったまま頷く



宮城　「……」

(わかりました…)







「………」



しばしの沈黙を置いて



宮城　「この数日、イチローのおかげもあって対戦相手の対策もしっかりできた…」



イチロー　「…！」

(宮城さん…)



宮城　「あとは、オレ達がやってきたことをコートで出すだけだ」



「ハイッ！！」







宮城　「ふー。」



ひと呼吸置き







宮城　「それじゃあ、予選のメンバーを発表するぞ！」



「！！！！」



一気に顔が強ばる1年生、



加えて桑田、石井、佐々岡の3人



1年生　「……」

(き、きた…！オレは入ってるのか！？)



桑田　「……」

(大丈夫…大丈夫だ)



佐々岡　「……」

(今回はあまり目立てなかったけど…大丈夫か！？)



石井　「……」

(イヤだ…外れたくない)







それぞれの思いが交錯し、



ピリピリとした緊張感が流れる場面







「なぁ、リョーちん」



1人の男がその空気を破る



宮城　「ん…？　なんだ花道」

(今から大事な…)



桜木　「明日からの試合…オレらはどことあたるんだ？」







「！！！！！！」







宮城　「なっ…！？」

(お前…この間、全員の前で言っただろ！？　聞いてなかったのか？)



彩子　「バカ…」

(何の為にここ数日の対策があったと思ってるのよ)



1年生　「さ、桜木さん…！？」

(この人は…)



流川　「……」

(…どあほう)







桜木　「む…？」

(なんで、皆そんなに驚いてるんだ？)







続く