2015年05月16日
スラムダンクの続編妄想＃500 待望の１本
バスッ！！
陵南 9
緑風 15
「おぉぉぉ！！陵南決めた！！」
「池上ナイッシュー！！これで6点差！！」
陵南1年・池上のプレーがチームに流れを呼び込む
陵南高校
＃6 G 植草智之170cm/62kg
＃17 SG 仙名健志郎 177㎝/63㎏
＃18 F 池上亮三187cm/77kg
＃7 PF 福田吉兆188cm/80kg
＃11 C 菅平裕188㎝/78㎏
緑風高校
＃6 G 海老名嘉177cm/61kg
＃5 SG 克美一郎 185㎝/72kg
＃13 F マイケル沖田192cm/85kg
＃9 PF 戸塚哲也180cm/75kg
＃4 C 名高光195cm/88kg
記者席
中村 「池上くん…まさにファインプレーですね」
相田 「えぇ。今の…陵南にとってかなり大きな1本になったはずだわ」
中村 「…速攻で…決めたからですか？」
相田 「そう。それもあるけど…」
中村 「…？」
相田 「福田くんに頼らず得点出来たことが大きいわ」
中村 「…！！」
相田 「ここまで、常に陵南のオフェンスには福田くんが絡んでいたもの」
中村 「…！」
相田 「仙道くんや福田くんのような得点力が池上くんにあるわけではないけど…」
中村 「………」
相田 「オフェンスのセレクトがひとつ増えただけでも大きいわ…！」
(特に…今の陵南ならなおさら…)
中村 「ていうことは…ここから陵南は一気に…」
相田 「………」
中村 「相田さん…？」
相田 「そう…うまくいけばいいけど…」
(相手はあの緑風…そんな簡単には…)
不安げな様子
中村 「………」
そして、
その相田の予想通り
キュッ
名高 「海老名！こっちだ！！」
ダンッ！！！！
バスッ！！
「おぉぉっ！！緑風！名高が決めたぞ！！」
「さっき福田に止められたからか！？ 余計に強引だったぞ！？」
ダンダン！
キュキュッ
「おぉっ！！今度はマイケルが仕掛けたぞ！？」
池上 「くっ…！」
キュキュッ
必死に喰らいつく
マイケル 「ナイスディフェンス…だけど…」
池上 「なっ…！？」
ピッ！！
マイケル、池上をかわしすぐさまパス
「克見！ シュートッ！！」
ピッ！！
マイケルの声より先、
ボールがリリースされる
スパッ！
「うぉぉぉぉっ！！緑風3Pだ！！」
「陵南を突き放すぞ！！」
着実にスコアを重ねる緑風。
対する陵南、
キュッ
植草 「福田！！勝負だ！」
キュキュッ！！
ダンッ！！
ゴール下、数名に囲まれる
キュッ！
クッ！
クックッ！
クッ！
しつこいフェイクでディフェンスを揺さぶる
バスッ！！
「おぉぉっ！！陵南返したぞ！！」
「さすが福田！粘りだけなら仙道以上！！」
なんとか得点するも、
自軍以上に勢いに乗る緑風に、
追いつけずにいた。
そして、
時計は進み
第1Q
残り10秒
植草 「ラスト1本！！決めて終わろう！！」
キュキュッ
オフェンスの陵南
トップに植草、右サイドに福田、
残りの3名が左サイドに固まる。
海老名 「陵南は7番(福田)でくるぞ！！」
名高 「ヘルプ！いつでもオーケーだ！！」
キュッ
ピッ！
右ウイングの位置、
ボールを持つ福田
キュッ
ダンダン！
レッグスルーで相手を揺さぶり、
ダンッ！！！！
トップスピードで守る戸塚をかわす
「しまった…！！」
ダンッ！！
そのまま一気に踏み切る
名高 「行かせるか！！」
マイケル 「ヘルプ！OKッ！！」
キュキュッ
緑風ディフェンス陣の視線が一気に注がれる
福田 「………」
ピッ！！
「！！！！」
見るものの予想を裏切り、
福田、
ボールを逆サイドへ大きく展開
マイケル 「しまった…！？」
名高 「あいつ(池上)か…！？」
キュッ
陵南、左サイドコーナー
キュッ
ボールを受けたのは、
17番・仙名
田岡 「打て！！仙名！！」
ピッ！！
フリーの仙名、
少し時間をかけ、
ボールをリリース
スパッ！！
第１Q終了直前
陵南に待望の１本が決まる。
田岡 「来たか…」
(これで…本当の試合開始だな)
陵南 16
緑風 22
続く
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