2015年06月05日
スラムダンクの続編妄想＃509 不服
湘北ベンチ
いまひとつかみ合わない状況に、
静かに腰を上げる男の姿
「…くん。準備はいいですか…」
「ハ、ハイッ！」
湘北高校
＃4 G 宮城リョータ168㎝/59㎏
＃14 SG 米山恭平172㎝/62㎏
＃9 F 流川楓188㎝/77㎏
＃7 PF 角田悟181㎝/73㎏
＃8 C 桜木花道190㎝/85㎏
箕輪高校
＃13 G 二宮智180cm/68kg
＃5 SG 大野雅紀182cm/70kg
＃4 F 相葉和成184cm/76kg
＃12 PF 櫻井翔 191㎝/89㎏
＃15 C 松本潤 190㎝/93㎏
湘北 28
箕輪 22
湘北、
かみ合わないながらも、
流川の個人技でなんとかスコアを上げ、
ディフェンスの場面
キュッ
キュキュッ
桜木 「カク！いったぞ！！」
角田 「あぁっ！！」
ガッ！！
箕輪、
徹底して角田のミスマッチを狙う
キュッ
松本 「こっちだ！！」
ピッ！
キュキュッ
松本、角田を背負いローポストで1on1
ダンッ！
ダンッ！
角田 「くっ…！」
(また、押し込まれる…！)
キュッ
ターンから、
ワンハンドシュートの構え
バッ！
松本 「！！！！」
視界に入る男の姿
「中学レベルが…！」
(そう何度も同じ手に…)
すっ！
ブロックに手を伸ばす桜木
松本 「ちっ…」
(こいつ…！)
ピッ！
ブロックギリギリ、
逆サイド、ローポストの少し外へパス
桜木 「なっ…！？」
櫻井 「もらった！！」
虚をつかれ、完全にフリー
ダンッ！
力強くドリブルをひとつ、
キュキュッ
ゴール下から確実にジャンプシュート
キュキュッ
バッ！！！！
桜木 「甘いわっ！！」
間一髪、ブロックに跳ぶ
松本 「…！！」
(な、なんて…速さだ！？)
しかし、
桜木 「む…！？」
櫻井の体はコートに残ったまま
「…！！」
(しまった…フェイク！？)
空をきる桜木のブロック
キュッ
ガッ！！
桜木の手が櫻井にわずかに触れる
櫻井 「かかったな…」
(もらった…！)
バッ！
バスッ！！！！
シュートが決まると同時、
ピーーーッ！！！！
ファウルを告げる笛が響く
「カウント！！赤8番(桜木)！ブロッキング！！」
湘北 28
箕輪 24
「うぉぉぉぉっ！！箕輪のカウント！！」
「これで点差が一気に詰まるぞ！！」
盛り上がる箕輪応援席
ピーーーッ！！！！
続けざま、
オフィシャルテーブルからブザーがコール
「湘北高校！メンバーチェンジ！！」
宮城 「…！」
流川 「………」
米山 「…お…！」
角田 「…！」
(オレか…！？)
メンバーの視線がオフィシャルテーブルに注がれる
キュッ
コートサイドに立つ男
「花道さん…！」
背中には13の数字
桜木 「む…！？」
(今、なんと…？)
続く
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