2017年01月30日

スラムダンクの続編妄想#730 ちょっと遊ぶ




ドガァァッ!!







桜木と米山の見つめる先、



豪快なダンクを決める男の姿。












桜木 「ほぅ…!」



米山 「…!」







ダン…



ダン…







ネットをくぐり、



コンクリートの上を転がるボール







すっ



拾いに行くのは、



いましがたダンクを決めた男







「………」



「………………」







「ん…?」







ふと、



男と桜木の目が合う








「スゲー、あ、赤頭だ…!」



思わず口をつく言葉







桜木 「ぬ…?」







「は…? 何言ってんだ?」







ダンクを決めた男の連れと思われる男が立ち上がり、



振り返る







「………」



「…………!!」







「プッ…マジだ。本当にいやがった…!」



軽く吹き出す男







「ぬ…!」







「ヤロー、笑いやがったな…!」







ここに至るまでの一件もあってか、



みるみる苛立った表情へと変わる桜木







米山 「!」

(バカ…今はタイミングが悪い!!)



晴子 「!」







ずんずん







空き地に入り、



二人へ歩み寄る







桜木 「…おい…!」



「…!!」







ド派手な赤頭はもちろん、



その迫力ある雰囲気に、



思わず言葉を失う二人







晴子 「さ、桜木くん…!!」

(まさか…喧嘩…!?)







そう心配した矢先







桜木 「貸せ…!」



「え…!?」



うまく聞き取れず聞き直す男達







ガシィィッ!!!!







持っていたボールを、



勢いよく奪う








ダッ!!







そのままボールを片手でつかみながら、



一気に走り出す







ダンッ!!







そのまま、



先ほど男が決めたダンクよりもより強烈、







ドガァァァァァッ!!!!







ワンハンドダンクを叩きこむ







ダン…



ダン…






すっ



ゆっくりとボールを拾う桜木







ピッ



男達へボールを軽く放る







「フンッ…中学レベルが…」







ザッ



ザッ







そのままその場を後にしようと歩き出す







晴子 「よかった…」



ホッと胸をなでおろす







しかし、












直後、







ドガァァァァァッ!!!!







桜木のダンクにも負けず劣らず、



力強いダンクが叩き込まれる







「む…!?」



思わず振り返る桜木







「中学レベルって…このリング(外用)に、本気でダンクするやつの頭が中学レベルだと思うけど…」







ダンッ!!







着地すると同時、



桜木へ向けて言い放つ







そして、







ピッ







先の桜木同様、



ボールを軽く投げる







「ちょっと遊んでこうぜ。さく…いや、赤頭くん」







桜木 「…!」



米山 「…?」







続く



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