2020年07月26日
スラムダンクの続編妄想#1379 報告
「行ってらっしゃい!」
水沢茜がイチローを見送ったあの日…
「………」
「………………」
そこから時は流れ約1カ月弱
7月目前のある日
キーッ!!
プシューッ
場面は再び東京駅
ホームに到着する電車
ドアが開くと同時…
「うっ…!」
「くっ…!!」
足早に電車を降りようとするが、
ドア付近(車内側)にいる数名の男達のせいで大勢の人々が外へと出られずにいる。
「おい!早く降りろよ!!」
「そうだ!こっちは乗り換えがあんだよ!!」
後方の人だからからはヤジが飛ぶが…
「バ、バカ…!そんなこと言われたって…」
「う…!絶対無理…!言えるわけねーだろ…どいてくださいなんて…!」
「ヤバいって…下手に話しかけたら何されるかわからねーぞ。赤頭に金髪…パンチもいるんだぞ…!」
ドア付近に一定のスペースを空け閊(つか)える人達の視線の先
「フンフーフフン〜…」
桜木と軍団メンバーの姿
「………」
「………………」
数秒後
「ん? そういえばここじゃねーのか? 東京駅…って」
ここが目的地である事に気づく水戸
ゴクッ…ゴクッ…!
ゴキュッ!!
「ぷはっ!!マジかよ洋平!!ならサッサと降りねーと!」
コーラをがぶ飲みしていた高宮を先頭に、
大楠 「へぇ…もうちょっと混んでるかと思ったけど…言うほどでもねーんだな。東京って…」
野間(兄) 「あぁ…これじゃ神奈川と変わんねーぜ…」
水戸 「………」
(何言ってんだ…空いてんじゃなくて誰も近づけねーんだろ。花道のせいでよ…)
ホームに降り立つ桜木と軍団。
それから約1時間後
「ったく…なんて薄情なヤツらだ。アイツらめ…」
(高宮は有名なから揚げや…チュウと大楠はナンパ…洋平までいつのまにいなくなりやがって…)
ブツブツと文句を口にしながら周囲の建物へ順に目をやる桜木
直後、
「ん…?」
桜木 「ぬ…!? ここか…」
見つめる先
初代リハビリテーション病院という文字
桜木 「………」
やけに真剣の面持ちとなり…
ザッ
ザッ
意を決したように中へと進む
そして、
「………」
「………………」
とある大部屋の入り口
足を止める桜木
そこには、
ギィッ!
ギィッ!!
病院スタッフ 「さぁ!あと少しよ!頑張って!!」
「ハイッ!!」
座った状態で、
何か重りのようなものをのせた足を真っすぐに伸ばそうとしている水沢イチローの姿
病院スタッフ 「あと2回!!ラストよッ!!」
イチロー 「ぐっ…!!」
ガタンッ!!
何かのトレーニングを終え、
急に力が抜けたのかバタンと勢いよく足先を地面へ下ろす
病院スタッフ 「凄いわ!水沢くん!!まだうちに来て三日目なのにここまでできるなんて!!」
イチロー 「ヘヘッ…そう、ですかね…?」
謙遜するも、
まんざらでもない様子
と、
ここで…
水沢 「あ…!桜木さんっ!?」
桜木 「む…!」
桜木の存在に気づくイチロー
その後、
別フロア
面会室
窓際の席に腰掛け、
会話を交わしている二人
桜木 「約束は守ったぞ。イチロー…」
イチロー 「ハイ。姉からも聞きました…さすがですね。インターハイ出場…」
桜木 「あぁ。で、お前の方はどうなんだ…?」
イチロー 「僕の方はこれからです。でも、一応手術はうまく行ったんで…約束を果たすためのスタートラインには立てるようになったと思います…」
「オイッ!!そっち行ったぞ!!」
「サイドサイドッ!!」
窓の外、
隣のバスケットコートがある広場では2対2が繰り広げられている
すると、
ふいに…
イチロー 「そういえば…」
桜木 「…?」
イチロー 「今日はどうして一緒に来なかったんですか?」
桜木 「一緒に…?」
(アイツら(桜木軍団)のことか…?)
妙な質問に首をかしげていると…
イチロー 「流川先輩ですよ…」
桜木 「なっ!?」
一瞬驚いた表情を浮かべ
桜木 「くっ…キツネのやつ来てたのか?」
イチロー 「はい。午前中に…その時にインハイ予選の結果も教えてくれました…」
桜木 「ぬぅ…」
(先を越されたのか…)
不機嫌な顔をする桜木に…
イチロー 「フフッ…」
桜木 「む…? 何がおかしいイチロー?」
イチロー 「いや…本当、流川先輩と桜木さんの関係って不思議だなって思って…」
桜木 「フンッ…!関係と言われるような関係でもないぞ、あんなヤツ…」
ぶっきら棒に答えるが、
イチロー 「でも、本当お二人には感謝してるんです…」
桜木 「感謝? なんのことだ…」
再び首を傾げると…
イチロー 「僕知ってるんですよ…」
桜木 「…!」
イチロー 「今回僕が手術を受けれるようになったのは…流川さんと桜木さんのおかげだったてこと…」
桜木 「なっ…!!」
その言葉に、
約1ヶ月半前
桜木が安西宅を訪ねたあの日の記憶が蘇る。
続く
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