2020年09月07日

スラムダンクの続編妄想#1388 腹ごしらえ





「久しぶりだな…」



桜木とその前に座る男







ほぼ同時に口を開く二人







ガタッ!!



その男が席を立ち振り返ると…







「ミッチー…!!」



桜木の表情が一気に緩む







三井 「相変わらず(よく食べる)だな…桜木」



桜木 「オウッ!」







続けて、







「久しぶりだな。花道…」



三井の隣



横を向いていた男が桜木の方へと顔を向ける







桜木 「む…? 誰?」



一瞬、戸惑うも…







「………」



「……………!」







桜木 「ヨ、ヨネッ!?」



すぐに表情が変わり、



三井の時以上に嬉しそうな顔を見せる







三井 「ちっ…」

(んだよ。オレはそーでもねーってか…)



土屋 「うわ…相変わらず真っ赤やな…」













そして、







結城 「…!」

(み、三井さんだ…!)



鳴川 「!」

(アレって…大栄学園の土屋さんだよな?)



米山 「兄ちゃん…!」







再会を懐かしむ者、



昨年夏の王者・大栄学園主将の登場に驚く者



はたまた練習の疲れをいやす者







それぞれ、



各々の時間を過ごす。







そこから、



約30分後







三井ら4人が座るテーブルには宮城が座り、



食事を終えしばしの談笑タイム







三井 「で、初戦の相手は決まったんだろ? どこなんだ?」



宮城 「初戦の相手は七王子ってとこっすね…」



土屋 「七王子か…ここ数年で力をつけてきた、東京のチームやな…」



三井 「へぇ…詳しいな。土屋…」



土屋 「当たり前や。むしろ、お前が知らなすぎなんや三井」



米山(兄) 「ハハッ、そう言うなよ土屋」



宮城 「………」

(なんだ…? このテンポのいいやりとりは…)







三井 「で、どうなんだよ? 去年オレらが負かした山王はよ…」



宮城 「…!」



土屋 「ホンマ、なんも知らんのやな。山王はインターハイ第1シードや…」



三井 「!」



土屋 「冬のウィンターの結果もあるしな。で、第2シードはオレがいた大栄学園…第3が博多商大付属、第4が矢野工業で第5が昨年突如頭角を現した愛知の名朋工業や」



米山 「ほぉ、ホント詳しいんだな。土屋…」



男 「その辺の高校生より…知ってそうだな…」



宮城 「………」

(あ、やっと喋った…三井さんが連れて来た土屋さんとヨネの兄さんともう一人…この男の人…)







土屋 「ちなみに、湘北は第4シード、矢野工業のブロックだったな…」



宮城 「あ、はい…そっすね」



土屋 「春の関東大会で海南を破って優勝してるところだからな…なかなか手強いで」



宮城 「………」



土屋 「そして、矢野工業を破ればベスト8。次は準決勝(ベスト4)進出をかけて恐らく名朋…さらには決勝をかけて山王といったところか…」



宮城 「…ですね」

(なんだこの人…高校バスケマニアか? 国体の時と全然雰囲気が違う…)



余りの詳しさに唖然としていると…














「なぁ宮城。陵南はどうなってんだ?」



今度は三井が口を開く







宮城 「陵南は…」



少し濁したような口ぶりに



三井 「ん? んだよ。知らねーわけじゃねーんだろ」



宮城 「えぇ…まぁ…」



三井 「…?」



宮城 「陵南の初戦は豊玉っす…」



三井・土屋 「!」



宮城 「………」



三井 「豊玉か…」



米山 「豊玉って…確か去年湘北が初戦であたったとこだよな」



三井 「………」



土屋 「豊玉か…てことはブロックは第3シード、博多商大付属のところか…」



宮城 「そうですね…」



土屋 「豊玉には口は悪いがサイズも外角もある板倉っちゅうガードがおるからな…それに大川とかいう2年生の成長株もおる…簡単な相手ではないで」



宮城 「えぇ…アイツ(板倉)ならよく覚えてますよ…」



三井 「ハハッ。そういや確か試合中に殴りかかろうとしてたよな?」



宮城 「う…」



米山 「本当かよ。そりゃ違う意味で有名になっちまうとこだったな…」



宮城 「うぅ…」



土屋 「まぁ豊玉に限らず…一発勝負のトーナメントやからな…どこも必死になってやってくるはずや…」



宮城 「………」



米山 「そうそう、負けたらそこで終わりだからな…にしても、懐かしいな、インターハイ。オレにとっては2年前、広島にいた時か…」



男 「あぁ。ヨネがいたあの頃が恐らくチームのピークだったもんな…」



三井 「へッ…ったく、二人揃ってなーに感傷に浸ってんだよ…」



ガタッ!!



そう言うと、勢いよく席を立ち







三井 「さっ…腹ごしらえも済んだし、そろそろ行こうぜ…」



米山 「ん? そうだな。ぼちぼち行くか…三井のカワイイ後輩に稽古をつけねーとな」



男 「あぁ…でも、お前本音はあの桜木って子とまた勝負してーだけだろ?」



米山 「なっ!?」



土屋 「そんなんどうでもいいわ。とにかく、長距離移動で体も固まってるからな…しっかりストレッチせんといかんな…」



三井 「いつになく慎重じゃねーか土屋。お前こそ、去年(国体)宮城にやられてて、その借りを返そうとしてんじゃねーのか?」



土屋 「はぁ? なにいっとんねん。誰がいつやられたって!?」



米山 「あーぁ。また始まった…」







痴話げんかも発生しつつ、



ゾロゾロと食堂を後にする4人







その後ろ姿を見つめ、



「………」

(頼りにしてるぜ…三井さん…)







ガタッ



宮城も体育館へと急ぐ。







続く










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