2020年09月09日

スラムダンクの続編妄想#1389 小手調べ





キュッ



グッ!



グッ!!



湘北高校体育館







昼食を済ませた選手達が午後の練習に向けて、



ストレッチに励む。







しかし、







「………」



「………………」







多くの者の表情はどこか硬い。













その理由は、



言うまでもなく…







末吉 「あれが…三井さん…」



森重 「まさか…ここ(湘北)であの土屋さんとバスケをするなんて…」



石井 「………」

(あの雰囲気…米山の兄さんも絶対相当な選手のはず…)



桑田 「ヤバ…」

(去年・夏の王者主将と同じコートに立てるなんて…)



佐々岡 「………」

(もし話しかけられでもしたら…なんて話せばいいんだ…)



鳴川 「うわ…」

(凄いメンバーだな…さすがに緊張しちゃうな…)







宮城がゲストといって招いた選手達、



そのあまりの豪華さ。







それでも、







キュキュッ



「三井さん…そろそろいいっすか?」



三井 「あぁ。オレ達はいつでもいいぜ」



「わかりました…じゃあ、宜しくお願いします」







「集合っ!!」



淡々と練習を再開させる宮城







その冒頭、







宮城 「えーと、改めて細かく説明はしねーが…今合宿中オレらに稽古をつけてくれる方達だ…」



「………」



宮城 「じゃあとりあえず、一応初めて(新入生)の子たちもいるんで、いいっすか三井さん?」



会話を振るも、



三井 「んあ? いいっすかって何が?」



うまくかみ合わず



宮城 「いや…だから」



ゴッ!



みかねた土屋が軽く肘でつつき、



「考えたらわかるやろ。自己紹介や!」



三井 「あ? あぁ…そういうことか…」



ようやく理解。







そして、







三井 「じゃあオレから、えー…湘北OBの三井だ。今はここにいる皆と一緒に関南学院に通ってる。まぁ一年はオレの事は去年の山王勝利の立役者とでも思ってくれたらいいかな…」



ピクッ!!

宮城・流川・桜木 「!!!!」



聞き捨てならない言葉に過敏に反応する3人



だが、



「シッ!余計な事言うんじゃないわよ!」



すぐさま彩子がフォローを入れる。







続けて、



土屋 「土屋いいます。大栄学園の出身で、湘北の何人かとは去年の国体の時に戦ったかな…」



米山 「えー、米山です。恭平が世話になってます。短い間だけど宜しく…」



高見 「高見です。広島出身で米山(兄)とは高2の時に一緒にインターハイに出た事(ベスト16)があります」







宮城 「………」

(高見さんていうのか…あのガタイのよさ、やっぱり全国経験者か…)



それぞれ簡単に自己紹介を済ましていく。














その後、







宮城 「じゃあ、まずは…10分のアップ後に10分2セットのミニゲームから始めるぞ…」



「ハイッ!!」



キュッ



フロアに散っていく部員達







その光景を見つめ…







「フッ…懐かしいな…」



表情が自然と緩む三井







すると、



米山 「おいおい…誰だよ。食堂で感傷に浸るななんて言ってたのは…」



高見 「本当だな。どう考えてもお前が一番浸ってんじゃねーか? 三井」



土屋 「ホンマやな。なんちゅう顔してんねん…」



三井 「なっ…!?」







すかさず仲間達からのツッコミが入り、







三井 「ちっ…ちげーよ!今のは軽く小手調べでもしてやろうかっていう顔だ!」



土屋 「どんな言い訳や…」



米山 「小手調べでフツーそんな顔しねーだろ」



三井 「くっ…うるせーな!」







相変わらずの痴話げんかを続けながらも、







高見 「おーい。オレらも早くアップしとこうぜ…!」



三井 「おっと…そうだな…」



土屋 「あぁ。そやったな…」



米山 「さーて、やるか…!」







次第にその表情が、



真剣なものへと変化していく。







続く










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