2020年09月16日
スラムダンクの続編妄想#1392 勝たなきゃ意味がない
ダンッ
ダンッ!!
キュキュッ
土屋 「ヨネ(兄)ッ!!ダウンや!切れろ切れろっ!!」
キュッ
足を動かし常にスペースを伺うOB混合チーム
キュッ
三井 「安田っ!ハイポに合わせろ!!!」
安田 「!」
ピッ!!
トップの安田からハイポストの高見へボールが渡る
結城 「!」
(しまった…!)
ダンッ!!
高見が着地するのと同時、
うまく片方の足を引き、
結城の横(背後)へと片足を入れる
そこから、
ブンッ!!
着地の勢いそのまま、
一気にターン
バッ!!
軽く跳び、
ピッ!!
左手でディフェンスへの壁を作りながら右手1本で器用にワンハンドシュート
バスッ!!
このシュートも軽々と沈める。
湘北チーム
G/宮城リョータ/169p/60s/3年
SG/米山恭平/172p/65s/1年
F/流川楓/189p/79s/2年
PF/桜木花道/191p/86s/2年
C/結城洋介/187p/69s/1年
OB混合チーム
G/土屋淳/190p/78s
G/安田靖春/165p/56s/3年
F/三井寿/186p/72s
PF/米山純平/191p/87s
C/高見紘一/195p/90s
タイマー 8:07
湘北 2
OB混合 6
開始から2分が経過しようとしていた試合は、
湘北の幸先の良いスタートも虚しく、
その派手な雰囲気とは真逆のゲーム展開に完全にペースを乱されていた。
そして、
石井 「す、すげぇ…これで3本連続高見さん…!」
佐々岡 「しかもどのプレーも特別難しいってわけじゃなく…基本的なプレーのものばかり…」
桑田 「三井さんや土屋さんがいるから…もっと派手なプレーで来るのかと思ったけど…」
石井 「うん…全然、地味だね…」
桑田 「しかも…たぶんだけど徹底して結城のところを狙っている…?」
佐々岡 「そんな攻め方するなんて。なんだか…意外…」
部員らが抱く想いと同様…
宮城 「ちっ…」
(見た目以上に…かなり堅実だぜ。このチームは…)
米山 「………」
(まだ始まったばかりだけど…全然こっちのバスケをさせてくれない…)
結城 「………」
(どうしよう…僕のところばっかり狙われてる…)
コート上の選手にも、
困惑とさらなるプレッシャーを与えていた。
その状況下において、
桜木 「やいっ!ミッチーッ!!」
ズンズンズンっ!!
三井 「ん? なんだよ?」
桜木 「キタネーぞ!さっきから同じとこからばっか攻めやがって…!!」
OB混合チームのゲーム運びに噛みつく桜木だが…
土屋 「バーカ…何言うてんねん。自分…」
桜木 「なにっ!?」
すぐさま発言を咎められる
宮城 「………」
土屋 「試合は勝たなきゃ意味がないねん。ここは勝てると思ったら、そこを徹底的に攻める…これは基本中の基本やろ…」
桜木 「ぬぅ…」
土屋 「全国では当然の事や。それをどう周りがカバーするか…そこが大事やろ…」
桜木 「む…」
土屋 「まぁ…お前らならわかると思うが、勝つためにはなんでもしていいっちゅうわけではないけどな…」
桜木・宮城・流川 「!」
一瞬、去年の国体対戦時、
大坂チームの一人が起こしたラフプレーが思い出される
「………」
「………………」
土屋 「とにかく…本戦は目の前や。これまで以上に気を引き締めんと…簡単に初戦で食われるで…」
桜木 「………」
パンパンッ
空気を変えるよう手を叩き
土屋 「さぁ試合はまだ始まったばかりや…ガッカリさせんでくれや湘北っ!!」
わざと煽るような言葉を投げかける
桜木 「フンッ…トーゼンだ。まだまだこれからだ…!」
宮城 「あぁ…すぐに追いつてみせるさ…」
気持ち新たに、
試合を再開するメンバー達
その様子を見つめ…
三井 「フッ…やっぱスゲーな。土屋は…」
土屋 「あ?」
米山(兄) 「あの桜木を、納得させるとは…」
高見 「全国優勝チーム主将の言葉は違うなぁ…」
土屋 「やめいやめい。なんや急に? 気持ち悪い…」
米山(兄) 「いやいや…本当だって。尊敬してるぜお前のこと…」
土屋 「………」
三井 「あぁ…本当お前は根っからの大物だぜ…」
土屋 「…?」
(三井のはよく意味がわからんが…まぁ褒めてはくれてるんやろな…)
自陣へとディフェンスへ戻る4人
その途中、
「なんや…ありがとな…」
皆の温かい言葉につい御礼の言葉を口にする土屋
すると、
三井 「いいってことよ。礼なら行動で返してくれよな…」
土屋 「は?」
してやったり、
ニヤニヤとそんな表情の三井達
米山(兄) 「三井に聞いたけどよ…あるらしいんだよ。近くに美味い定食屋が…」
三井 「オレはから揚げ定食大盛な…」
米山(兄) 「オレはチキン南蛮かな。もちろん特盛で…」
土屋 「………」
明らかに怒り心頭な様子
そこに、
高見 「ならオレはミックスフライにするかな…!」
追い打ちをかける言葉
「ぐっ…!!!!」
「オメーら…」
拳を震わせ、
仲間を睨みつけていく土屋
土屋 「違う、違うわ…!」
ひねり出すよう吐き捨て…
土屋 「この試合で…一番得点の少なかったヤツのおごりに決まってるやろ…!」
そう言って、
キュキュッ
宮城へのマークへと向かう。
続く
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