2021年03月21日

スラムダンクの続編妄想#1431 単純なヤツら





「ナイッシューハビエルッ!!」



「さぁディフェンス!!集中するぞっ!!」







キュキュッ



幸先のいいスタートを切った湘北に対し、



こちらもまずまずのスタートとなった七王子







湘北同様、



マンツーマンでディフェンスをスタート







湘北高校

#4/G/宮城リョータ/170p/60s/3年
#14/SG/米山恭平/173p/65s/1年
#9/F/流川楓/190p/80s/2年
#7/PF/角田悟/183p/73s/3年
#8/C/桜木花道/192p/86s/2年



七王子学園高校

#11/G/酒井圭一/169cm/63kg/2年
#7/SG/後上祥太郎/178cm/65kg/3年
#4/F/小田井楼/193cm/84kg/3年
#5/PF/白川裕一郎/196p/88s/3年
#8/C/ハビエル・ブーナ /201p/111s/3年







タイマー 9:30



湘北 3
七王子 2







キュッ



ダンダンッ



ダン…



ダン…







ディフェンスの出方を伺いつつ、



フロントコートに進む宮城













すると、



酒井 「おい…」



宮城 「…?」



突如、



話しかけてくるマークマン







酒井 「お前…たいしてうちの事知らねーくせに8番が一番とか言ってんじゃねーよ」



宮城 「………」

(コイツ何言って…? あ、さっきの花道を8番につかせるために言ったやつか…)



酒井 「うちはインサイドのワンマンチームじゃねぇよ。しっかりスカウティングしろよな…オレよりチビのクセに…」



宮城 「!!」







煽るような口ぶりに、



一瞬カッとするが…







宮城 「………」

(おっと…そういや、一年前も豊玉戦で同じような事があったな…)



キュッ



ダダンッ!!



冷静にその場でレッグスルー







宮城 「ヨネッ!!ウイングッ!!」



自身とは逆サイドトップに米山を呼び







酒井 「………」



ダンッ!!!!



酒井 「え…!?」







一瞬パスを捌くと見せかけ強烈な切り返しからのドライブ







酒井 「ぐっ…!!」



ダンッ!!



そのまま体を上手くディフェンスの前に入れ







白川・ハビエル 「なっ!?」

(は、速いっ!!)







キュキュッ



インサイドのディフェンスがヘルプに詰める前







バスッ!!



早々とレイアップシュートを沈める







タイマー 9:16



湘北 5
七王子 2














桜木 「よーしっ!!ナイッシューリョーちん!!」



米川 「ナイッシューです!ディフェンス行きましょう!」







キュキュッ



ゴール下からディフェンスへと向かう宮城







酒井 「くっ…」



マークマンとすれ違う刹那







宮城 「そっちこそスカウティングしっかりな…ちなみにオレは170センチ。オメーよりは上のはずだぜ…!」



酒井 「なっ!!!!」



煽り返すような捨て台詞







宮城 「………」

(フッ…見たか。これが先輩の余裕ってやつだ)







しかし、







そこから約15秒後







キュキュッ



ガッ



ガガッ!!



「ハビエルッ!!こっちだ!!」







ピッ!!



七王子はハビエルが外でボールを受け、



ポストアップする楼にパス







そして、







キュキュッ



ダンッ!!



流川 「!」



ハビエルからのパスを受けた直後、



左背後から詰めてきた来た流川を逆方向にステップでかわし







ダンッ!!



流川 「!」







そのまま華麗にリバースレイアップを決める。







タイマー 8:55



湘北 5
七王子 4







楼 「見たか湘北っ!オレがエースだ!」



流川・桜木 「………」



宮城 「………」

(こいつら…オレの一言を気にしすぎだろ。どんだけ単純なんだよ…)







続く