2021年04月04日
スラムダンクの続編妄想#1434 少し成長
「ナイッシュー小田井っ!!」
ガン!ガガンッ!!ガガンッ!!
「レッツゴー七王子っ!!」
ガン!ガガンッ!!ガガンッ!!
ガンガンガンガンッ!!!!
「ディーフェンスッ!!」
ガンガンッ!!!!
「ディーフェンスッ!!」
ガンガンッ!!!!
「ディーフェンスッ!!」
七王子の十八番、
速攻からの得点に俄然盛り上がる応援席とベンチサイド
楼 「さぁディフェンスだ!!ここを止めてこのまま流れを掴むぞ!!」
「オォッ!!」
コートでは主将・小田井が声を出し、
士気を高める。
湘北高校
#4/G/宮城リョータ/170p/60s/3年
#14/SG/米山恭平/173p/65s/1年
#9/F/流川楓/190p/80s/2年
#7/PF/角田悟/183p/73s/3年
#8/C/桜木花道/192p/86s/2年
七王子学園高校
#11/G/酒井圭一/169cm/63kg/2年
#7/SG/後上祥太郎/178cm/65kg/3年
#4/F/小田井楼/193cm/84kg/3年
#5/PF/白川裕一郎/196p/88s/3年
#8/C/ハビエル・ブーナ /201p/111s/3年
タイマー 5:39
湘北 11
七王子 15
「………」
「………………」
「チッ…」
(イヤな空気になってきたな…)
ダン…
ダンダン…
ボールを運ぶ宮城、
序盤の流れを掴みつつある七王子に警戒を強める。
宮城 「………」
(まずは…確実に1本返して…)
そう考えるも、
当然、七王子もそれを察知し…
キュキュッ
後上 「楼っ!!ハビエル!!ディフェンスのところ気を付けろ!!」
酒井 「センパイ達のとこ狙ってくるはずです!!」
楼・ハビエル 「オウッ!!」
得点源である流川と、
インサイドの要・桜木の守りをよりタイトにする。
流川 「………」
桜木 「………」
(フンッ…こしゃくな…!)
しかし、
キュッ
宮城 「………」
(まぁ…そう来るよな。でも…!)
キュキュッ
ダダンッ!!
トップの位置でレッグスルー
宮城 「………」
(もう一人…オレの存在を忘れてるぜ…)
ダンッ!!!!
酒井 「くっ!!」
(速い…!!)
強烈な切り返しから自ら切り込む
と、
その瞬間
宮城 「…!」
視界の隅、
視界に入るある光景
ダンッ!!
それに合わせるよう、
少し流れたようにドリブル
酒井 「!?」
直後、
宮城 「ナイスだぜ!花道っ!」
ビッ!!
左ミドルポスト付近から逆
右サイドのコーナーに片手で強烈なパス
キュッ
バシィィッ!!!!
このボールを受けたのは…
この日、初得点を決めた米山
楼・酒井 「なっ…!?」
(なぜそこに…!?)
マークマンの後上を探すと、
後上 「く、くそっ…!!」
ゴール下付近、
米山がスイングした際に桜木にスクリーンをかけられている
結果、
米山 「………」
(よし…!)
すっ
しっかり狙いすまして放たれたスリーポイントシュートは…
スパッ!!
リングにかすることなくネットを通過していく。
タイマー 5:24
湘北 14
七王子 15
角田 「ナイッシューヨネッ!!」
宮城 「あぁ!よく決めたな!!桜木もナイススクリーン!!」
桜木 「トーゼンだ!この天才がスクリーンしてやってんだからな!!」
米山 「天才は余計だろバカ花道…まぁ、ナイススクリーンだったけど…」
すっ
自然と互いの拳をぶつけ合う桜木と米山
その姿に…
宮城 「………」
(お…!)
角田 「…!?」
(珍しい…あんなに自然に…)
流川 「………」
安西 「ほっほ…」
彩子 「あの二人…」
晴子 「!」
会場内、
これまで幾度となく二人が見せて来た衝突・争いを知る者は驚きの表情
だが、
酒井 「切り替え!オフェンススピードアップ!」
その余韻に浸る暇など当然なく
ダンッ!!
七王子が反撃に走る。
続く