2021年05月27日

スラムダンクの続編妄想#1442 盛り返し盛り返され





「いいぞショーホクッ!!」



「これだ!!これを待ってたんだよ!!」



「行けーっ!!このまま一気に逆転だ!」







一時はその差が二桁まで開くも、



一気にその差を詰めた湘北。







少し前の場内の不穏な空気は打って変わり、



勢いにのれとばかりに大声援が観衆から送られる。







湘北高校

#4/G/宮城リョータ/170p/60s/3年
#14/SG/米山恭平/173p/65s/1年
#13/F/鳴川祥真/182p/69s/1年
#9/F/流川楓/190p/80s/2年
#8/C/桜木花道/192p/86s/2年



七王子学園高校

#11/G/酒井圭一/169cm/63kg/2年
#7/SG/後上祥太郎/178cm/65kg/3年
#13/F/荒井淳 /184p/73s/1年
#4/F/小田井楼/193cm/84kg/3年
#5/C/白川裕一郎/196p/88s/3年







タイマー 8:11



湘北 27
七王子 32













ダン…



ダン…



ゆっくりとボールを運ぶ酒井







「………」



自身のマークマンを守りながら、



それを見つめる鳴川







鳴川 「………」

(さっきのオフェンス…インハイ前に徹底的にやった速攻練習の一つのパターンだった…)







頭をよぎるのは…



本大会直前、



流川や桜木の負担を減らすべく、



彼らを除いた選手らで行われた速攻の猛特訓







鳴川 「………」

(まだ緊張は完全には解けていないけど…体は自然に反応したし…やれる!)







わずかにだが、



本調子へと近づく。







そして、







宮城 「さぁ!!5点差だ!気合入れて守れよオメーら!」



「オウッ!!」

「ハイッ!!」



引き続き、



よりタイトなディフェンスで守る湘北







酒井 「ちっ…!」

(こいつら…まるで第1クォーターとは違う…!)



楼 「………」

(なるほど…尻上がりってのは本当らしいな…)



白川 「くっ…!!」

(早いこのテンポに慣れないと…!)







七王子は、



その対応に追われる形となり







キュキュッ



ダンッ!



ダダンッ!!






エース・楼がなんとか強引にシュートに持ち込むも、



ピッ!!



流川 「!」



チッ!!







守る流川が伸ばした手がボールに触れ



楼 「なにっ!?」



ガガンッ!!!!







ガシィィッ!!!!



リングを弾いたボールを桜木がキャッチ






湘北は、



更に差を縮めるチャンスが到来。














したかに思われたが、







キュキュッ



桜木 「ぬ…?」



白川 「ディフェンス!!絶対やらせるな!!」



楼 「集中集中っ!!決められたらペースを掴まれちまうぞ!!」



このまま湘北の好きにはさせまいと、



七王子は関東大会ベスト4の実績を遺憾なく発揮



必死のディフェンスで湘北にシュートチャンスを簡単に作らせない。







そうして、



点の取り合いが予想された試合は一転、



両校の堅守が光り始め、



互いに得点を許さない時間帯が続く展開に。







そこから、



約3分







タイマー 5:02



湘北 29
七王子 34







湘北・七王子ともにワンゴールしか得点を積み上げずに迎えた、



第2クォーターの折り返し。







ピーーーッ!!!!



「メンバーチェンジ!!」







「!!!!」



湘北は米山に代えて結城







そして、



ハビエル 「荒井…!」



荒井 「ハイッ!!」



七王子は荒井に代えて、



ハビエルをコートに戻す。







桜木 「………」

(戻ってきやがったな…ゴリ男!)







続く