2021年12月21日

スラムダンクの続編妄想#1530 負荷





「ハァッ…ハァ…」



湘北の得点直後、



ボールを拾いに向かう貴乃







その様子に、



「…?」

(貴乃のやつ、第4クォーターが始まったばかりなのに…少し息が上がり始めてる…!?)



不安が脳裏をよぎる花田







しかし、



花田 「………」

(いや…当然か。よくよく考えてみればオレも…)



すっ



改めて自身の体力を考え、



すぐさま納得



花田 「………」

(オレもこの時間でこの疲労感…相当消耗してるな…)







キュキュッ



花田 「気にするな貴乃っ!次は行けるぞっ!」



貴乃 「あ、あぁ…もちろん!そうだな!」







気持ちを切り替え、



ゲームをリスタートさせる。







湘北高校

#4/G/宮城リョータ/170p/60s/3年
#13/F/鳴川祥真/182p/69s/1年
#9/F/流川楓/190p/79s/2年
#15/C/ 結城洋介/189p/70s/1年
#8/C/桜木花道/192p/86s/2年



矢野工業

#4/G/花田正人/182cm/81kg/3年
#5/SG/輪島伸二/183cm/81kg/3年
#7/SF/高安信明/188cm/88kg/3年
#10/PF/高見明彦/192p/89s/2年
#14/C/貴乃光/195cm/92kg/3年







タイマー 9:09



湘北   60
矢野工業 53













ダン…



ダン…







「矢野工業はペースを上げてきているみたいだけど…何人か疲れが出始めている選手もいるわね…」



記者席の相田が口を開くと…



中村 「あ、やっぱりですか…? 僕もそんな気がしてたんですよね…」



すぐさま同調







相田 「終盤に底力を発揮してくる矢野工業をこの時点でここまで消耗させるなんて…やっぱりスゴイわね、湘北は…」



中村 「本当、このまま行けるんじゃないかって期待しちゃいますよね…!」







しかし、



相田 「でも…」



中村 「え…?」



眉間に軽くしわを寄せ



相田 「それは湘北にも言える事…」



中村 「そ、そうですね…流川くんとか特に…」



相田 「えぇ。今日の相手はいつも以上にパワーがある分、相当消費しているはずだわ…」



湘北にも同様の不安要素がある事を告げると…







相田 「それと…」



中村 「え…?」



追い打ちをかけるように、



相田 「個人的には桜木くんが気になるの…」



中村 「!? 桜木くんですか…?」



相田 「そう。今まで彼が疲れているところは見た事ないけど…今日の試合は相当な負荷がかかっているんじゃないかしら…」



中村 「………」



相田 「周囲をカバーしつつ、自身もマークマンを抑えてのフル出場…」



中村 「…!」



相田 「それに加えて、流川くんを活かすために今日はいつも以上にスクリナーとして体を張っているわ…」



中村 「い、言われてみれば…」



相田 「一昨日の八王子学院戦はほぼフル出場していたし、昨日の佐賀東戦も一番プレータイムが長かったのは桜木くん…」



中村 「…!」



相田 「心配しすぎかもしれないけど…このまま負荷がどんどんかかって、去年みたいに怪我でもしたら…」

(それこそゴール下の大黒柱を失い、湘北は一環の終わりよ…)














花田 「2番っ!!」



ダンッ!!



キュキュッ



コート上、



矢野工業がホーンズを展開







キュキュッ



桜木 「ナルッ!!裏気を付けろっ!!」



鳴川 「ハイッ!!」



宮城 「花道!逆サイも!狙ってくるぞ!」



桜木 「オゥッ!!」



湘北は積極的な声かけから、



あと一歩でオーバータイムというところまで粘るが…







ピッ!!







バスッ!!



鳴川 「!」



24秒タイマー残り3秒、



輪島にミドルレンジからのバンクシュートを決められてしまう。







そして、



なんとかこのスコア差を維持したい湘北は…







キュキュッ



ガッ!!



ガシィィィッ!!



桜木 「行けっ!!キツネッ!!」



ダンッ!!







桜木がスクリナーとなり、



エース・流川のところから得点を上げる。







タイマー 8:38



湘北   62
矢野工業 55







相田 「………」

(また、桜木くんに負荷が…)







続く