2022年06月05日

スラムダンクの続編妄想#1570 意図あっての交代





「お、おい…!見ろよ…!名朋のメンバー!」



「ん? あれ? 森重がいねぇ…!」



「どうなってんだ名朋は? 森重に何かあったって言うのかよ!?」







第2クォーター開始直前、



名朋の交代にざわつき始める観客達。







それでも、



ピーッ!



「スローインッ!名朋ボール!」



審判が淡々とゲームを進行。







湘北高校

#4/G/宮城リョータ/170p/60s/3年
#13/F/鳴川祥真/182p/69s/1年
#9/F/流川楓/190p/79s/2年
#7/PF/角田悟/183p/73s/3年
#8/C/桜木花道/192p/86s/2年



名朋工業高校

#4/G/田森順/172cm/62kg/3年
#7/SG/松本浩美/186cm/84kg/2年
#11/SF/明石高文/190cm/88kg/2年
#10/PF/所庄司/192p/90s/3年
#16/C/坂上仁/196cm/95kg/3年







タイマー 10:00



湘北   20
名朋工業 26

















「意外ですね…まさか、このタイミングで森重くんを下げるなんて…」



「えぇ…さすがに私もこんなに早い交代は予想してなかったわ…」



記者席



驚いた様子の中村と相田







それでも、



数秒の沈黙後







相田 「とにかく…何か意図があっての交代なのは間違いないはず。まずは出方をしっかり見ましょう…」



中村 「そ、そうですね…」



すぐさま、



今後の試合運びに注意を向ける。







と同時、



中村 「えーと…代わって入ったのは3年生センターの坂上くんですね…」



相田 「えぇ。走攻守バランスのとれたプレイヤーね。他のチームならスタートから出ていても何の問題もない選手だわ…」



中村 「ですね…しかも彼、結構遠目からのミドルも打てるんですよね…」



相田 「そう。それにシューティングガードのところに入った松本くんも…」



中村 「北野くんと違ってシュータータイプの選手…ですよね?」



相田 「えぇ…ちゃんとリサーチはできているみたいね…」



代わって入った選手の確認を行う二人







そこから、



中村 「そうやって考えると…森重くんが出ているか出ていないかで全然違うチームになりますね…名朋は…」



相田 「えぇ…最初にも言ったと思うけど、あくまで森重くんの圧倒的存在感が目立っているだけで…名朋は森重くん抜きでも全国レベルの実力は充分備えてるわ」

(厳密に言えば、森重くんのおかげで他の選手が全国でたくさん経験値を積めたっていう事でもあるけど…)



中村 「そうですね…」



相田 「それはそうと、そういえば…第1クォーター最後の森重くんのプレー…今まであまり見なかったプレーだったわね…ちゃんと記録しといてね」



中村 「はい…なんて言うか、桜木くんや流川くんのように機敏な選手がよくするような動きでしたね…」



相田 「えぇ。間違いなく、技術面でもこの一年で確実に成長している証拠だわ。まぁ、スピードには課題はあるけど、それを補う体の幅もあるし…」



中村 「本当凄いですよね…これでハンドリングもよくなったら、山王の河田くんのお兄さんみたいになったりして…」



相田 「河田くんみたいに…」

(あと一年で河田くん(兄)のような技術の習得は難しいかもしれないけど…パワーだけなら、もしかするとすでに…)














直後、



ダダンッ!!



ピッ!



田森 「所っ!」



中へと切れ込んだ田森からのパスを受けた所







「松本っ!!」



ピッ!!



すぐさま外へとパスアウト







鳴川 「!」

(しまった…!トップに流れるかと思ったのに…コーナーに!)



バシィィッ!!







合わせた松本が、



ピッ!!







ザシュッ!!



このシュートを決め、







タイマー 9:44



湘北   20
名朋工業 29



幸先よく、



名朋が第2クォーターをスタートさせる。







続く