2022年09月14日

スラムダンクの続編妄想#1607 ファーストチョイス





キュキュッ



キュッ



宮城 「プレッシャーッ!!簡単に運ばせるなっ!!」



米山 「ハイッ!」



ダンダンッ!!



田森 「ちぃっ…!」



第3クォーター開始直後と変わらず、



激しいオールコートマンツーマンを仕掛ける湘北に対し…







明石 「田森さん!貸してください!オレが運びます!」



ダンッ!!



名朋は人数をもってこれに対抗。







湘北高校

#4/G/宮城リョータ/170p/60s/3年
#14/SG/米山恭平/173p/65s/1年
#16/F/野間忠次郎/184p/78s/1年
#9/F/流川楓/190p/79s/2年
#8/C/桜木花道/192p/86s/2年



名朋工業高校

#4/G/田森順/172cm/62kg/3年
#7/SG/松本浩美/186cm/84kg/2年
#11/SF/明石高文/190cm/88kg/2年
#16/PF/坂上仁/196cm/95kg/3年
#8/C/森重寛/202cm/106kg/2年







タイマー 2:50



湘北   51
名朋工業 58













キュッ



ガッ!!



フロントコート内、



インサイドへ向かおうとする森重に対してボディチェックする桜木



森重 「………」



桜木 「………」



その、



相変わらずの余裕そうな表情に…







桜木 「おい…テメーにはお礼がたっぷり残ってんだからな。退場なんてすんじゃねーぞ…!」



声をかけると、



森重 「フッ…」



少し笑い、



キュキュッ



まるで桜木を試すかのよう、



ゆっくりとシールする場所を探し始める。







これと同時、



宮城・流川 「………」

(この状況…ほぼ間違いなく名朋のファーストチョイスは森重…)



すぐに反応できるよう、



警戒を強める周囲。







すると、



キュキュッ



ダン…



ダンダンッ!!



トップでボールを保持していた田森が動き出し、



バッ!



「ヘイッ!!」



スイングしてきた松本がウイングでパスを受ける。







そこから、



キュキュッ



ガッ!!



ガシィィィッ!!!!



桜木 「くっ…!!」



合わせようとミドルポストへ侵入を試みる森重。







一方、



桜木 「………」

(落ち着け…押してダメなら引いて守れば…)



すっ




森重 「…!?」



押し合いに上手く強弱をつけ、



キュキュッ



一瞬の隙を突いて前に出る桜木














二人の裏に大きくスペースは生じてしまうが、



桜木 「………」

(ちっ…本当はテメーなんかに頼りたくはねぇが…!)



キュキュッ



逆サイドウイング付近にいた流川が軽く引いてこれをケア



宮城 「………」

(よし…!ナイスだ流川…これなら名朋は…)







だが、



その直後…







キュッ



前面を守られていた森重、



裏には流川がいるにも関わらずゴール下へ。







流川・桜木 「…!?」



桜木はつられるように下がり、



流川も警戒を強めより引くと、







瞬間、



キュキュッ



ダッ!!



「松本っ!!」



ウイングからハイポスト少し後方へ走り込み、



ボールを要求する坂上







宮城・流川・桜木 「!!!!」







当然、



ピッ!!



ほぼフリーの為、



パスは容易に通り







田森 「フリーだ!シュートッ!!」



ピッ!!



受けた坂上は迷わずシュート







バスッ!







タイマー 2:38



湘北   51
名朋工業 60







先の湘北と似た形、



名朋がファーストチョイスを囮にうまく他の選手から得点を奪う。







おっちゃん 「ハハッ…寛のヤツ、考えたな…」







続く