2022年09月16日
スラムダンクの続編妄想#1608 反省しても
バシィッ!!バシィッ!
松本・明石 「ナイッシュー坂上さんっ!!」
田森 「よーし!よく決めたぞ!!」
(これで…流れは一旦落ち着くか…!)
坂上 「オウッ!!」
ハイタッチを交わした後、
坂上 「サンキュー森重っ!!楽に打てたぜ!」
森重 「あぁ…」
ディフェンスへと戻る名朋メンバー
「………」
「………………」
その面々、
主に森重の後姿を見つめ…
桜木 「くっ…」
(今の守り方はよくなかった…本当なら…)
意外にも冷静に反省
桜木 「リョーちんっ!」
ピッ!!
スローインを入れた後、
桜木 「………」
(次同じパターンで来たら…オレが多少なり出る準備しとかねーと…!)
今一度試合に集中する。
湘北高校
#4/G/宮城リョータ/170p/60s/3年
#14/SG/米山恭平/173p/65s/1年
#16/F/野間忠次郎/184p/78s/1年
#9/F/流川楓/190p/79s/2年
#8/C/桜木花道/192p/86s/2年
名朋工業高校
#4/G/田森順/172cm/62kg/3年
#7/SG/松本浩美/186cm/84kg/2年
#11/SF/明石高文/190cm/88kg/2年
#16/PF/坂上仁/196cm/95kg/3年
#8/C/森重寛/202cm/106kg/2年
タイマー 2:35
湘北 51
名朋工業 60
時同じくして、
「マジかよ…今のって狙ったのかよ? その前の湘北の組み立てにそっくりだったぜ…」
観客席の一角
驚きを隠せない様子の西堂
隣の神も、
「スゴイな…森重は試合中にどんどん成長している…」
同様の表情
西堂 「ったく…桜木に森重に…こっちのやる気が失せるっつうの。どうなってんだよ、あの二人は…」
神 「あぁ…見て感じただけでそれをすぐに実行できるなんて、並みの選手じゃ到底できない…」
西堂 「そうだぜ。どうなってんだろうな…次やる時は…」
神 「正直…想像が追いつかない」
西堂 「あぁ…」
神 「だからこそ…少なくても、その時までにそれ以上練習しとかないと…」
西堂 「…!」
(あー、これはヤベーな。戻ってからの練習が激しくなりそうだ…)
そう言って、
気まずそうに視線をコートへ戻す。
そこから、
迎えた湘北のオフェンス。
キュキュッ
キュッ
米山 「野間っ!」
ピッ!!
野間 「キャプテンッ!」
ピッ!
先の得点もあってか、
ここ数分の堅い展開とは変わってテンポよくボールを回す湘北。
タイミングを見計らい、
ダンッ!!
宮城 「流川っ!!」
ピッ!
コーナーに開いた流川にボールを託すと、
キュキュッ
バシィッ!!
ミートと同時、
ダンッ!!
一歩目の突き出しでストロングサイド
坂上 「!」
(来る…!!)
バッ!!
流川 「!」
ディフェンスが反応した所、
ダンッ!!
低く速くクロスオーバー
坂上 「くっ…!!」
(は、速い…!!)
ダンッ!!
切り返しから一気に切れ込み
坂上 「!」
(ダメだ…!)
ディフェンスを抜き去ると、
ダッ!!
そのまま踏み切る。
しかし、
流川 「…!」
キュッ
視界には、
またしても森重の姿。
その裏では、
すっ
桜木が動き出してはいるが、
キュキュッ
周囲の選手が既にケアへと走る。
すかさず、
宮城 「こっちだ!」
ミドルレンジへ他の選手が、
合わせに走り込んでは来るが、
流川 「………」
宮城 「…!?」
そちらへは目もくれず、
構わずリングへ。
対して、
森重 「へぇ…」
(コイツもやっぱり意外とおもしれぇ…)
バッ!!
満を持したようにブロックに跳ぶ。
ところが、
フッ
森重のジャンプと同時、
ふわりとボールを浮かせる流川
宮城 「!?」
(フローター!? あの位置じゃ距離感が…!!)
森重 「ちっ…!!」
やや遠目から放たれたシュートは、
案の定、
宮城の予想通り、
ガッ!!
距離感を誤ったのか、
リング奥を弾いて外へ
坂上 「リバンッ!!」
(よし…!)
しかし、
キュキュッ
このボールに誰よりも早く反応した桜木
バッ!!
ピッ!
空中でボールに触れると、
バスッ!!
そのままティップシュートを決める。
タイマー 2:19
湘北 53
名朋工業 60
続く