2022年10月05日
スラムダンクの続編妄想#1618 流れを断つ
彩子 「さぁここよ!ここっ!しっかり止めて詰めるわよっ!!」
潮崎 「ディフェンス死守ー!!絶対決めさせるなっ!!」
安田 「ピックアップ早くっ!集中集中ーっ!!」
石井・佐々岡・桑田・他 「ディーフェンスッ!!ディーフェンスッ!!ディーフェンスッ!!」
流川の独壇場に、
最高潮に達しているベンチの声援。
加えて、
「頑張れ湘北ーっ!!4点差だぞっ!!」
「こりゃもうどっちに転ぶかわからねーぞ!!」
「湘北だ!!オレは湘北を応援する!!」
「オレもだ!勝てるぞ!行ける行けるっ!!」
客席、一般客の多数が湘北を推す状況。
湘北高校
#4/G/宮城リョータ/170p/60s/3年
#14/SG/米山恭平/173p/65s/1年
#9/F/流川楓/190p/79s/2年
#7/PF/角田悟/183p/73s/3年
#8/C/桜木花道/192p/86s/2年
名朋工業高校
#4/G/田森順/172cm/62kg/3年
#6/SG/北野隆/184cm/75kg/3年
#11/SF/明石高文/190cm/88kg/2年
#16/PF/坂上仁/196cm/95kg/3年
#8/C/森重寛/202cm/106kg/2年
タイマー 8:16
湘北 65
名朋工業 69
この雰囲気に、
キュキュッ
キュッ
田森 「北野っ!」
ピッ!
北野 「あ、あぁっ!!」
宮城 「………」
さすがの名朋もプレッシャーを感じ始めているのか、
キュキュッ
ダンッ!!
米山 「…!」
(強引なドリブル…!焦りが出てるのか…!?)
ボール運びにやや強引さが出始める。
森重 「………」
それでも、
米山 「………」
(カット…狙えるか…!)
キュキュッ
ダンッ!
米山 「!」
(上手い…!読まれてた…!?)
さすがは試合巧者、
簡単にはボールロストせず…
ダンッ!!
キュッ
今回は確実にフロントコートへ。
そこから、
北野 「明石…!」
ピッ!
ひと際、
焦りを感じているであろう明石にあえて一旦ボールを預け
田森 「回してくぞ明石…!まだうちがリードしてるんだ…」
明石 「…ハイッ!」
あえてペースダウンを指示し、
落ち着きを取り戻させると…
宮城 「………」
(ちっ…焦りが出始めたと思ったが…簡単には崩れねーか…)
キュキュッ
「こっちだ!」
このタイミングで合わせるように動き出す坂上
キュキュッ
ダッ!!
ポストアップしてボールを呼び込むと、
田森 「………」
キュキュッ
アイコンタクト後、
早めに逆サイドへ切れる。
すると、
ダッ!!
桜木 「ちぃっ!!」
その空いたスペースを埋めるように動く森重
田森 「森重っ!」
ピッ!
すかさずパスが出されると、
バシィッ!!
キュキュッ
ミドルポストよりやや高めの位置、
桜木を背にボールを受ける。
続けて、
キュキュッ
すっ
桜木 「…?」
(コイツ…いつもならすぐパワー勝負を…)
これまでと異なり、
少しの間をとると…
キュッ
桜木 「…!」
(来る…やっぱりパワー勝負か…!!)
今にもドリブルを突き出そうかという瞬間、
「桜木!右っ!」
後方から聞こえる角田の声。
しかし、
桜木 「…!?」
キュキュッ
気づいた頃には時すでに遅し、
ガシィィィィッ!!!!
桜木のすぐ横では坂上がスクリーンをセット
ダンッ!!
それを使った森重が一気にゴール下まで進むと、
角田 「なっ…!?」
(ガ…ガッデム…!)
ゴール下で角田と1対1の状況。
そこで、
森重 「フッ…」
小馬鹿にしたように小さく鼻で笑うと、
すっ
反応を試すように、
ゆっくりとしたシュートフェイクを一つ…
そして、
角田 「くっ…!」
森重 「………」
ディフェンスが止めようがないのを悟っていることを確認すると、
森重 「どいてろ…」
角田 「!?」
ダッ!!!!
両足で勢いよく踏み切り、
ドッガァァァァァッ!!!!!!!!
湘北の流れを断つべく、
リングを破壊しそうな強さでボースハンドダンクを叩き込む。
タイマー 7:57
湘北 65
名朋工業 71
続く