2022年10月07日

スラムダンクの続編妄想#1619 初めて





ギィッ…



ギィッ…



ダンク直後、



わずかな時間ではあるものの、



優雅に周囲を見下ろしている森重







ダンッ!!!!



その大きな巨体を着地させると、



「フゥ…」



お前なんかじゃつまらない、



そう感じさせるようなため息を一つ入れバックコートへ。







湘北高校

#4/G/宮城リョータ/170p/60s/3年
#14/SG/米山恭平/173p/65s/1年
#9/F/流川楓/190p/79s/2年
#7/PF/角田悟/183p/73s/3年
#8/C/桜木花道/192p/86s/2年



名朋工業高校

#4/G/田森順/172cm/62kg/3年
#6/SG/北野隆/184cm/75kg/3年
#11/SF/明石高文/190cm/88kg/2年
#16/PF/坂上仁/196cm/95kg/3年
#8/C/森重寛/202cm/106kg/2年







タイマー 7:57


湘北   65
名朋工業 71













そこから約50秒、



キュキュッ



ガンッ!!



「リバウンドーッ!!」



両校、



シュートを決められずに迎えた湘北のオフェンス。







ダンッ!



宮城 「足止めるなっ!動け動けっ!」



キュキュッ



フロントコートに進むと同時、



ピッ!!



素早くボールを展開。







しかし、



キュキュッ



ガッ!



ガシィッ!!



流川 「…!」



好調の流川に対しては、



明石が徹底してディナイ



宮城 「ちっ…」

(ヤロー…粘りやがる…!)







これにはさすがに、



宮城や米山も簡単にはボールを出せない。







それでも、



米山 「角田さんっ!」



ピッ!!



角田 「リョータッ!」



ピッ!



流川以外のところでリズム良くボールを回し続けていると…







キュッ



ダッ!!



インサイドへ流川が切れた直後、



桜木 「………」



入れ替わる形でボールサイドへ桜木が走り込む。














瞬間、



宮城 「…!」



タイミングよく、



綺麗にパスが通ると、



桜木 「………」



キュキュッ



無意識なのか、



これまで何度も練習してきたオフェンスの形なのか、



ダンッ!!



自然とパワードリブルで一度中へ。







すると、



宮城 「………」

(花道…パワー勝負は…!)



ガシィィィィッ!!!!



桜木・森重 「!?」



宮城 「え…!?」







周囲の予想を裏切り、



互角の競り合いを見せる二人。







田森 「な…!?」



宮城 「いったい何が…!?」



坂上 「森重…!?」



流川 「…!」



明石 「嘘だろ…?」



米山 「………」







間髪入れず、



キュキュッ



ガッ!!



押し合いの力をうまく利用し、



ダンッ!!



一気にスピンしながらのムーブ



安西 「………」







「!!!!!!!!」



その動きは、



見る者がみれば、



懐かしいある者の動き、



まさにその物。







だが、



その影を思い出す前に、



バスッ!!



ターンからの桜木のシュートが決まる。







タイマー 6:49


湘北   67
名朋工業 71







西堂 「あれ…?」

(今のって…初めて…だよな?)







続く