2022年11月20日

スラムダンクの続編妄想#1635 虚偽





ダンッ



ダン



ダンダン…







リング手前を叩き外れたボールは、



数回のバウンド後、



桜木の元へ。







すっ



それを拾い、



桜木 「………」



ピッ!



審判へボールを一旦戻す。







湘北高校

#4/G/宮城リョータ/170p/60s/3年
#14/SG/米山恭平/173p/65s/1年
#9/SF/流川楓/190p/79s/2年
#15/PF/結城洋介/189p/70s/1年
#8/C/桜木花道/192p/86s/2年



名朋工業高校

#4/G/田森順/172cm/62kg/3年
#7/SG/松本浩美/186cm/84kg/2年
#11/SF/明石高文/190cm/88kg/2年
#10/PF/所庄司/192p/90s/3年
#16/PF/坂上仁/196cm/95kg/3年







タイマー 2:02



湘北   74
名朋工業 81













「あぁー、もう桜木花道!!何やってるのよ…!!」



湘北ベンチ



悔しさを滲ませる彩子







その隣、



「………」



どこか険しい表情の安西







「………」

(今のシュートの短さ、それに膝の曲がり具合…桜木くん、もしかして君は…)







一方のコート上、



桜木の後方、



宮城 「………」



米山 「………」



何やら話し込む二人の姿







田森 「…?」

(あの二人(宮城と米山)…何を…?)







そして、



「ワンスローッ!」



ピッ!!



審判からボールを渡された桜木は、







桜木 「フゥ…」

(ちっ…まさか、この天才が疲れるなど…ありえん!)



大きく深呼吸をすると、



グッ!!



宮城・米山・流川・結城 「!」



ボールを脇に抱え、



深く屈伸、



すっ



そのままゆっくりシュートを構え、







桜木 「………」

(いかん…いつもより意識しないと腰が浮く…)



ピッ!!



より慎重にシュートをリリース







ガガッ



ガッ



バスッ



今度は確実にシュートを決める。







タイマー 2:02


湘北   75
名朋工業 81














そこから、



宮城 「ディフェンスッ!!あたるぞっ!!」



「オォッ!!」



キュキュッ




間髪入れずにオールコートマンツーマン。







対して、



坂上 「落ち着けっ!!フォローしながら確実に運ぶぞっ!」



明石 「ハイッ!」



冷静にボールを運びたい名朋。







だったが、



田森・松本 「え…!?」



何の意図があるのか、



田森には引き続き米山がつき、



代わって入った宮城は松本のマークへ。







坂上 「なっ…!?」

(田森には4番(宮城)じゃないのか…!?)



一瞬驚くも、



田森 「大丈夫だ…!」

(やっぱり…さっきの話はこの事を話していたのか…)



キュキュッ



慌てずボール受けに動き、



田森 「………」

(普通に考えれば多少体力も回復した4番(宮城)をオレにあて、ターンオーバーを狙うのがセオリーだが…)



キュッ



バシィッ!!



米山を抑えながらボールを受けると、



田森 「………」

(湘北は…松本のスリーを恐れている…!)



キュッ



田森 「………」

(確かに…この時間でスリーを決められたら、致命的だからな…)



キュキュッ



ダンッ!!



スロワーの坂上にうまく米山の邪魔をさせ、



ボール運びを開始する。







宮城・米山 「………」







続く