2022年11月23日
スラムダンクの続編妄想#1636 少しぐらい遅れても
キュキュッ
ダン…
ダンダンッ!
米山 「ちっ…」
(コイツ(16番)…邪魔だな)
壁となるように坂上が立ち止まり、
ダンッ!
その都度、
桜木の位置にも注意を払いつつ、
ボールを前に進めていく田森
「………」
「………………」
時間をしっかり使って、
ダン…
ダンダン…
ゆっくりとフロントコートへ進む。
湘北高校
#4/G/宮城リョータ/170p/60s/3年
#14/SG/米山恭平/173p/65s/1年
#9/SF/流川楓/190p/79s/2年
#15/PF/結城洋介/189p/70s/1年
#8/C/桜木花道/192p/86s/2年
名朋工業高校
#4/G/田森順/172cm/62kg/3年
#7/SG/松本浩美/186cm/84kg/2年
#11/SF/明石高文/190cm/88kg/2年
#10/PF/所庄司/192p/90s/3年
#16/PF/坂上仁/196cm/95kg/3年
タイマー 1:54
湘北 75
名朋工業 81
キュキュッ
田森がセンターラインを越えると、
バッ!!
インサイドへ向かう坂上
直後、
キュキュッ
田森 「…!」
プレッシャーを強める米山
キュキュッ
ガッ!!
その近くでは松本に対して激しくディナイする宮城の姿。
そして、
キュキュッ
桜木 「ユーキッ!!中来るぞ!気を付けろ!!」
結城 「ハイッ!!」
同様の厳しさをみせる他のディフェンス。
一方、
明石 「くっ…!」
(6点差…ここをとれば…!)
キュッ
残り時間から計算して、
あと一本、
なんとしても欲しい名朋
キュキュッ
田森 「ちっ…」
フレッシュな所を使い、
うまくオフェンスを展開したいところだが…
キュキュッ
バッ!!
所 「…!?」
(コイツ…!?)
パワーでは勝てないと判断し、
細かに動いて前に出てくる結城のディフェンスに手を焼く。
それでも、
キュッ
所 「…!」
(今だ…!)
経験の差か、
タイミングをうまく計り
ダッ!!
隙を突いてシールする所。
すかさず、
明石 「所さんっ!!」
ピッ!!
ウイングからパスが供給
キュキュッ
所 「………」
(イケる…!)
ガッ!
ダンッ!!
ガシィィィッ!!!!
パワードリブルで結城を押し込むと、
キュキュッ
一気にターン
キュキュッ
勢いそのままにシュートを狙う。
しかし、
キュッ
ダッ!!!!
所 「…!」
すぐさま桜木がここをケア
すると、
所 「坂上っ!!」
ピッ!
上手く坂上に合わせる所
宮城 「花道っ!!」
(マズい…!ここを決められたら…!)
桜木 「!」
(くっ…!!)
いつもなら抜群の反応で、
自らリカバリーするところだが…
桜木 「ちっ…!」
キュキュッ
やはり足に来ているのか、
動き出しが遅れ、
坂上 「!」
(もらった…!これで終わりだ…湘北…!)
オフェンスはゴール下からシュートの体勢。
宮城・流川 「!」
彩子 「桜木花道!」
晴子 「桜木くんっ!!」
米山 「花道っ!」
それでも、
桜木 「!」
(くっ…ゴリ重なら間に合わねぇが…!)
ダッ!!
懸命にダッシュし、
桜木 「フンッ!!」
(少しぐらい遅れても…!)
バッ!
ピッ!
坂上のシュートリリースと同時、
チッ!!
放たれたシュートにかすかに触れ、
坂上 「なっ…!?」
ガンッ!!
名朋の勝負を喫するシュートは、
ガガッ…
リングをこぼれ落ちる。
続く